屋根リフォーム
防水工事
陸屋根をはじめ、屋上のある戸建てでは定期的な防水工事が必要です。
さまざまな工法がありますが、ウレタン塗膜防水、FRP防水、塩ビシート防水ではかぶせ工法も可能です。
既存の防水層の傷んだ部分のみを補修したうえで、上から塗り重ねる工法なので施工期間や費用を抑えることができます。
これに対して、ダメージが酷い場合には既存の防水層を撤去しての工事が必要です。
また、一般的な屋根でも、雨漏りするなど屋根材や下地まで傷んでいる場合には、屋根材の下に貼ってあるルーフィング防水シートの交換が必要になります。
屋根塗装
屋根塗装には美観の維持だけでなく、屋根材の傷みを抑え、雨漏りを防いでお住まいの資産価値を維持する働きもあります。
もっとも、屋根塗装も日々、紫外線や風雨にさらされ、鳥の糞や虫の死骸や落ち葉が付着するなどして傷んでいきます。
そのため、劣化が深刻化する前に定期的な屋根塗装を実施し、屋根材の保護作用を高めることが大切です。
屋根塗装を行う際には屋根の汚れを洗浄するのをはじめ、傷みの補修をしてから行いますのでご安心ください。
屋根材取替工事
屋根材は定期的な屋根塗装を通じて保護ができますが、屋根材そのものの耐用年数や劣化の状態によっては取替工事が必要になります。
雨漏りが酷く補修では間に合わない場合や地震や台風などの災害で屋根が損壊したり、落ちたり、剥がれたような場合は取り替えが必要です。
屋根材の種類と劣化の状態によっては、カバー工法といって既存の屋根材の上からかぶせる工法も可能です。
既存の屋根材を撤去しないため、費用や施工期間を抑えることができます。
屋根リフォームのタイミング
防水工事
屋上や陸屋根のウレタン防水の耐用年数は10~12年ほどですが、ひび割れや剥がれなどが目立つ場合もリフォームのタイミングです。
シート防水の耐用年数は10~15年ほどですが、シートのつなぎ目が劣化したときや剥がれや膨れが生じたときもリフォームが必要です。
屋根材の下に貼るルーフィング防水シートの耐用年数は20~30年となります。
屋根塗装
塗料は種類やグレードなどにより、10年から15年ほどが耐用年数です。
もっとも、屋根材の素材をはじめ、日照などの置かれている環境によっても劣化スピードが異なります。
屋根は見えづらい部分ですが、塗装の色褪せや剥がれ、錆やコケなどが発生したときも、屋根塗装が必要なサインです。
見えにくい部分であるため、前回の塗装から10年以上経過した際には屋根点検がおすすめです。
屋根材取替工事
使用されている屋根の素材によって、耐用年数に差があります。
スレートの場合、メンテナンスは5年から8年ごと、20年~25年で全面葺き替えが必要です。
トタンは3年から4年ごとに屋根塗装を行い、10年から20年を目安に取り替えが必要です。
ガルバリウム鋼板は20年から30年で取り替え、セメント系瓦のメンテナンスは10年から15年で交換目安は30年から40年、日本瓦は20年から30年でメンテナンスを行い、50年から100年で交換します。
神奈川県平塚市の気候と屋根リフォームの関係性
平塚は海沿いの比較的温暖な地域ですが、年間を通じて湿度が高めです。
猛暑が続く夏場などは屋根の上は60度超しの高温になります。
塗料がスムーズかつ高品質に硬化するには高温過ぎても低温、多湿すぎるのも良くありません。
雨の日は屋根リフォームの施工ができないため、梅雨時期を避け、4月~5月や9~10月ごろの気候が安定しているシーズンがおすすめです。